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日々の活動

活動報告

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有害鳥獣対策の先進地域を訪ねて①

2012-01-25
鹿の囲いわなを破かれ、鹿が逃げてしまった
集会所に展示してある猪鹿無猿柵
酒井さん考案のロケット花火発射器具
1月24日と25日の2日間、有害鳥獣被害の先進地域である岐阜県郡上市と滋賀県高島市を視察させていただきました。
24日は雪が心配される中、岐阜県郡上市和良の宮地農事改良組合を訪問。幸い晴天の中、視察ができました。岐阜県農政部農村振興課の酒井鳥獣害対策監、農村支援担当の酒井課長補佐に案内していただき、有意義な視察をさせて頂くことができました。鳥獣害被害対策の特効薬はなかなか無いけど、その地域に住む方々の団結、地域を活性化したいと思う気概が一番大切であることを学びました。要は集楽にあり!
全国的な被害を食い止める方法は、中山間地域を活性化するしかないと確信し、和良を後にしました。

山口型放牧を考える

2012-01-23
杵崎の里放牧利用組合の管理牛
村中組合長と野島事務長からお話を聞く
貴和の里、吉村会長・岡本事務長と懇談
1月23日月曜日午前中、山口市秋穂二島の祢宜集落にある「杵崎の里放牧利用組合」を訪れました。
山口型放牧によって、耕作放棄地の雑草(セイタカアワダチソウなど)を牛に食べさせ、人による草刈りの手間がなくなりました。農家の高齢化による耕作放棄地は増え、見るに堪えない光景が全国の中山間地域に広がっています。しかしこの組合が管理している祢宜集落では、その光景が30年前、40年前の本来あるべき姿に戻っています。国の減反政策などで米作りから他作物への転作により農家の耕作意欲は削がれ、ここ30年、40年で草ぼうぼうの耕作放棄地が増えました。山口型放牧で耕作放棄地の農地管理はひとまず効果があると思います。しかし国の補助金による組合経営は、今後も続けることができるのか?不安も残ります。国土保全のために、有害鳥獣・有害虫などから農作物を守るためにも農地に雑草を生やさないきちんとした管理が必要であり、国策でグランドデザインを示すべきだ。
また、牛を放牧することで他にもさまざまなプラス効果があると説明をお聞きし、なるほどっと感動しました。牛にストレスを負わせる事なく飼育できる。酪農家から牛を借りることによって、酪農家自体が餌などの経費負担を軽減できる。放牧地に人が通うことで有害鳥獣が寄ってこなくなる。などなど。
午後からは、下関市菊川町轡井の貴和の里を訪ね、吉村会長・岡本事務長に山口型放牧による有害鳥獣被害の減少について、意見をお聞きしました。
山口型放牧による耕作放棄地(山の際)の農地管理には効果があるが、それと有害鳥獣被害減少との直接的因果関係つかめていないとの事。ただ、臆病なイノシシが、山から下りてきて隠れる場所がないため、出てきにくくなったのではと感じている。
有害鳥獣被害を減らすためには、山をきちんと管理すべき、50年前に植林した針葉樹(スギ・ヒノキ)の間伐を進め、広葉樹を植林できる環境をつくるべきと。また、竹繁茂の対策も急がれると語っておられました。

萩から長門を抜けて!

2012-01-20
だいだいの花カフェの外観。
だいだいの花カフェの内観。
長門から帰り響灘の夕景
1月20日金曜日、朝から萩市に向けて出発し、青年漁師の中村さんに話をお聞きしました。
中村さんは、萩市の海で若手の漁師と共に海人で生計を立てています。
自然が相手だけにその悩みも人智を超えるものもあります。県議会議員として、若手漁師が生計を立てられるように調整してまいりたいと決意して長門に向かいました。
長門では、以前より気になっていた大津種類醸造の湊会長を訪ねました。
山口県の花は、夏みかん(だいだい)です。
このだいだいを使って作ったリキュールが、「だいだいロック」。
和のリキュールと称してだいだいロックは、製品開発されました。3種類の麹、クエン酸の多い清酒をベースに、だいだい100%果汁を混合したすっきりした飲み口のリキュール。
山口県ならでは、お酒としてブームを起こしたいと思います。口コミでファンを広げたい。
また、大津酒類醸造の工場の奥に「だいだいの花」と銘打ったカフェがあります。
金子みすゞとともに全国区にならんことを期待します。
大津酒類醸造有限会社へは、 山口県長門市油谷久富341 TEL0837-32-0334
 

県政報告会に奔走してます。

2012-01-18
1月17日から各地で県政報告会に放送しています。
下関の方々に県政報告をするとともにさまざまなご意見も頂いております。
例えば、下関インターチェンジ付近の道路は、非常に分かりづらい。全国でも大阪の中之島ジャンクションか下関インターチェンジかと言われているとの事。
調査を始めたいと思います。下関市民のために、そして全国から来る来関者のために。

有害鳥獣被害のトレンドは、

2012-01-16
菊川町の防護柵。どちらが檻の中?
豊田町台地区の防護柵
豊田町の幾重にも張られた防護柵
1月15日・16日の両日、下関市の中山間地域、菊川町と豊田町の鳥獣被害について意見を聞きに訪問しました。
菊川町貴飯地区、保木地区、七見地区では、鹿の被害が多くて出ています。早朝や夜間は、車との接触事故も多くなっていて大変困っていると多くの声を頂きました。
豊田町台地区、鷹子地区、殿居地区でも鹿の被害が多くなっています。皆さん口をそろえて言われることは、最近は、イノシシが減って鹿ばかり出てくるようになった。イノシシは、鹿が怖いのかな?
何はともあれ、獣が人里まで出てこないようにしなければ、中山間地域で安心して生活できない。一定の個体数までの駆除と鳥獣の餌を人為的に作り出すことをやめなければならない。
人為的な餌とは、家庭から出る残渣(生ごみ)を家の裏などに捨てること。早稲の稲刈り後のヒコバエ。耕作放棄地の草。放棄果樹などです。
1月24日・25日の2日間、岐阜県と滋賀県の有害鳥獣被害対策の先進地域の視察に行ってきます。
議会を通じて、県の取組の参考にしていただきたいと思います。
 

ご意見をお寄せください!

曽田さとし事務所
曽田さとし事務所
〒754-0002
山口県山口市小郡下郷新丁1483
TEL:083-941-6644
FAX:083-941-6646
 

■山口県議会議員
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